ファイナルファンタジー 【連載1】
ここ最近の寒さに悶えております、みなさんこんばんは、たっつんです。
RPGの代表作、と言えばみなさん何を思い浮かべますか?
日本産のRPGは、ドラゴンクエスト、クロノ・トリガー、サガシリーズ、テイルズなどビッグタイトルが名を連ねますが、今回連載するのは、ゲームをやったことがない人でも一度は名前は聞いたことがあるでしょう、、
「ファイナルファンタジーシリーズ」です。
その記念すべき第1作目、「ファイナルファンタジー」について連載1回目はその概要とストーリーについて掘り下げていきたいと思います。
※ネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意を。
「ファイナルファンタジー」は、1987年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)よりファミリーコンピューター用のゲームソフトとして発売されました。
当時ファミリーコンピューターでRPGの制作は難しいと言われていましたが、ドラゴンクエストと双璧をなすRPGとして登場。スクウェアRPGの原点ともいえる作品です。
<「ファイナルファンタジー」の由来>
「ファイナルファンタジー」というタイトルですが、なぜこのタイトルが名付けられたのかご存知でしょうか。
実はこのソフトが発売された当時のスクウェア社は、倒産寸前のところまで業績が悪化しており、このソフトが売れなければ倒産、というところまで追い込まれていたそうです。まさに背水の陣ですね。
スクウェア社として、「最後の物語」として位置付けられたタイトルと言われていますが、今や日本を代表するRPGにまでなっていることを思うと感慨深いものがありますね。
と、ここまでは有名なお話で私もつい最近までそう思っていましたが、実はプロデューサーでもある坂口博信氏が、2015年に開催されたとある講演にて
「確かに背水の陣ではあったが、タイトルに直接関係はなく、4文字で呼びやすく「F」が付く作品にしようと思っていた」
と発言されたそう。
当初の案では「ファインティングファンタジー」でFF(エフエフ)だったそうで、こういった裏話を知っておくのもおもしろいですよね。
<ストーリー>
1作目となる今作は、ストーリーが少々複雑です。
土、火、水、風の4つの力がさえぎられ、暗黒に包まれた世界。人々は世界を救う「光の戦士」の伝説を信じ、待ち続けていた。
長い長い旅の果てに、光の戦士の証である4つのクリスタルを手にした4人の若者がコーネリアの地へと辿りつく。そのころコーネリアでは、かつてこの王国のナイトであったガーランドによってセーラ姫がさらわれるという事件が発生していた。戦士たちは、王の願いを聞き入れ、ガーランドが立て籠もるというカオスの神殿へと向かうことになった。ガーランドを倒し、姫を取り戻した戦士たち。王はその感謝の印としてコーネリアの北にある橋を修復させた。失われたクリスタルの輝きを取り戻し、世界に再び平和をもたらすために、戦士たちは橋を渡り、未知なる大地へと旅立つ。
戦士たちは、クリスタルの輝きをさえぎる存在である土・火・水・風の「4体のカオス」を倒し、クリスタルの輝きを甦らせていく。しかし、すべての輝きを取り戻してもなお、世界に平和はおとずれなかった。
クレセントレイクの賢者たちは語る。すべての元凶は2000年前にいると。4つの力はその中心であるカオスの神殿へと集まっている。悪の源を叩くのだ。戦士たちは4つのクリスタルと黒水晶の力によって2000年前の「カオスの神殿」へと向かった。
2000年前のカオスの神殿の最下層にいたのは、ガーランドだった。一度は戦士たちに倒されたガーランドは4体のカオスによってゆがめられた4つの力で2000年前に飛び、そこに甦っていたのだ。そして、2000年後のためにふたたび4体のカオスを未来へと送り込む。ガーランドは「カオス」として、何度も繰り返される閉じた2000年の時の鎖の中で永久に生き続ける存在になっていた。
戦士たちはカオスに勝利し、時の鎖を断ち切った。世界もまた、元の姿を取り戻す。
人々は、戦士たちの活躍もゆがめられた世界のことも覚えてはいない。だが、心のどこかに残ったその記憶を「架空の物語」として語り続けるのだった。
タイムトラベル要素が組み込まれているという斬新なもので、ゲームを1度プレイしてエンドロールを見たときに、?が頭に飛んだ方も多いはず。
そういった意味でもストーリーにとてもチャレンジしている作品だと思います。
第1回は「ファイナルファンタジー」の概要について触れていきました。
次回以降はキャラクター、ゲームシステムモンスター、音楽など、様々な視点で見ていこうと思います。