伝説のプログラマー「ナーシャ・ジベリ」
こんにちは。
もんちゃっくです。
今回は、「ナーシャ・ジベリ」という人物を紹介します。
初期のファイナルファンタジーシリーズや、聖剣伝説2を語る上で、欠かせない人物です。
ナーシャ・ジベリ( Nasir Gebelli 1957年 - )氏は、イラン生まれの男性です。
なぜ、ナーシャ氏を取り上げたかというと、彼が
「伝説のプログラマー」
と呼ばれているからです。
<経歴>
経歴を短く紹介します。
ナーシャ 氏は、渡米後コンピューター工学を学び、PC向けゲーム会社を設立したそうです。
聖剣伝説2のリングコマンドを作ったのはナーシャ氏。
彼には、いくつもの逸話が残されています。
たとえば、
初代ファイナルファンタジー(FFI)の飛空艇に影をつけたのはジベリ氏の仕事です。
現在の実写のようなグラフィックが当たり前の時代からしたら、「そんなことか」と思われるかもしれません。
しかし、1980年代当時では、無理だと言われていた技術だそうです。
この限られた容量の中に、ゲームシステムはもちろん、キャラクターや音楽まで詰め込まれているため、"影ひとつ"つけるのも至難の業でした。
ここで ナーシャ 氏の登場。
なんと依頼を受けて、次の日には飛空艇に影がつき、さらに4倍速移動のおまけつきだったそうです。
FFIのゲームすべてのデータ容量と、30万画素の写真1枚が同じ容量!
また、FFIIIのリメイクがなかなか実現しなかったのも、 ナーシャ 氏のプログラミングが高度すぎたからといわれています。
たとえば、飛空艇"ノーチラス"は徒歩の8倍速で移動できますが、ファミコン本体のCPUのバグを利用しているそうです。ジベリ氏が書いたプログラムは、ハードウェアに依存したものが多く他のプログラマーに理解ができない為、リメイクが難航したそうです。
「ハイウェイスター」では疑似3Dで表現。
出典:ファミコン ハイウェイスター
また、ナーシャ氏は、自分で書いたプログラムを全部覚えていたそうです。
どんだけ天才なんだ。
現代のプログラマーの方々にも、 とても優秀な方がたくさんいると思います。
これからも、面白いゲームがたくさん登場することを期待しています。